ピンボケ写真を綺麗にしたい。


■ビデオダビングやコピー、写真データ化の思い出ラボ 雨宮

ピンボケ写真を綺麗にしたい。

記念に撮影した写真のピントがあまいので綺麗にしてほしいとのご要望が続いています。
ご旅行などで記念に撮影した写真が構図も背景も良いのに肝心な人物の顔、ピントがあまくなってしまった、気に入っている写真なので人物のピントをもう少しシャープにしてほしいとのご要望がありました。
かなりの枚数を撮影されているのですが、確認してみますと確かに人物の目がはっきりしていませんでした。
ピンボケ写真
せっかくの記念写真です。目の輪郭などはっきりしていた方が写真の見栄えが良いですよね。(この写真はお客様の写真と同じ現象の見本写真です)

今回ご依頼の写真をよく確認してみますと、全体的にどの写真もバックの風景のピント、右側があまくて左側がシャープに撮影されていました。
カメラを拝見していないので正確なことはわかりませんが、ほんのわずかなのでしょうがレンズとデジカメで写真のフイルムに相当しますCCDの光軸がずれて、ほんのわずか水平でなくなってしまっているのではないかと思われました。製造上の問題なのか?お使いになっている間にカメラを落とされた事があるとか、何らかのショックでずれたのかは私どもではわかりません。これはお客様の撮影に問題があるのではなく何らかカメラの問題があるのではないかと思われます。
一生懸命撮影されてもカメラに問題があることも考えられます。何回も撮影しているカメラなのにピントが合わないなど気になる事がある場合は一度カメラ屋さん・メーカーのサービスステーションにご相談されるのが良いと思います。
もう一つ気になったのが撮影データーの詳細を確認しますと絞りが開放値に近い状態のものが多いことです。絞りが開放ですとピント調整が微妙になります。気になりましたのでお客様のデーターだけでなく私が自分で撮影しましたコンパクトカメラと一眼レフのデーターも合せて確認してみました。
最近のコンパクトカメラは非常に性能が良くなっています。全てオートでカメラが判断して暗ければ自動的にISO感度を800などに上げて撮影し、明るければISO64で撮影など自動感度設定になっています。シャッタースピードと絞りのバランスも自動的に設定されています。動きの早いものを撮影するときはシャッタースピードを1/800など早くし風景を撮影するときは絞りを絞ってシャッタータースピードを遅くします。
同じ全自動カメラでも一眼レフの場合は被写体の明るさに余裕がありますと絞りをF11とかF16に絞って撮影していることがありましたが、コンパクトカメラは私のカメラを含めF3前後のほぼ開放で撮影されている写真がほとんどでした、もちろん明るいときシャッタースピード1/800など速く切れているのですが絞りはF3.3など開放値に近い状態でした。

ここでシャッタースピード・絞り・ISO感度の関係をご説明しておきます。
レンズの明るさは焦点距離と対物レンズ(一番前のレンズ)の直径で決まります、基本的には焦点距離mm÷対物レンズの直径mmです(今はズームレンズが主流ですので簡単に割り算は出来ません)これが開放値、明るいものはF1.4など1に近い数値で、コンパクトカメラはF3位のものが多いです、一眼レフはいろいろあります、レンズが明るければシャッタースピードを早く出来ます、野球などのスポーツを撮影している大きなレンズは動きの早いものを撮影しますのでシャッタースピードを早くできるように望遠でも明るくなるように対物レンズに大きなレンズを使うのでレンズ全体も大きくなります。
同じ明るさの人物・風景などを撮影するとき、ISO感度は普通ISO100が基本になります。
フイルムのときはISO100とか暗いところ用ISO400などがありました。(フイルムの時代はASA感度と言われていました同じものです)
感度が400・800・1600と数値が大きくなるほど感度が良くなります、暗いところでも動きの早いものでも撮影することが出来ます。反面粒子が粗くなり写真も粗い写真になります。ISO感度が低いと粒子の細かい写真が撮影できますが、シャッタースピードが遅くなり手振れしやすくなります。
シャッタースピードは速くなればなるほど手振れなどを防げます。
絞りは絞りを絞るほど(数値を大きい方にする)被写界深度が深くなりピントの合う幅が広くなります。絞り開放に近いほどピントの合う幅が狭くなります。
絞りはどちらが良いということはありません、絞りを絞って被写界深度を深くしますと手前から奥までピントが合いますので、集合写真・風景写真などに向いています。絞り開放に近くで撮影しますと狙ったところにだけピントが合って周りをぼやかすことが出来るのでポートレート撮影・お花の撮影などで威力を発揮できます。
同じ感度で同じ状態の人物を撮影するとき明るさは変わりませんのでシャッタースピードと絞りの関係はシャッタースピードを1ランク早くしますと絞りは1ランク開放に近くなります。動きのある人物を撮るときはシャッタースピードを早くした方が手振れのない綺麗な写真が撮影でできます。反対に全体にピントを合わせようと被写界震度を深くする為に絞りを絞りますとその分シャッタースピードは遅くなり手振れしやすくなります。ここはバランスを考えての撮影を要求される腕の見せ所になります。
被写界深度はレンズの焦点距離によっても大きく変わってきます。コンパクトカメラのスイッチを入れた状態はそのカメラの一番広角側の焦点距離になっています。この状態が一番被写界深度の深い状態で望遠にするほど深度は浅くなります。言い換えますと広角で撮影しますと手前から奥までピントが合いやすくなり、望遠にするほど狙ったところだけピントが合い手前や奥の方はピントが合いにくくなります。
同じ焦点距離で撮影した場合は近くを撮影しますと被写界深度は浅くなり遠くを撮影しますと深くなります。お花を近くでアップの撮影しますと中心にピントがあって周りが少しぼけたりしますが、花壇を撮影しますと全体的にピントが合っているように撮影できます。
コンパクトカメラでもシーン撮影などが付いています、今ご説明したシャータースピードと絞りのバランスを撮影しようとするシーン(ポートレート・夜景・風景・接写など)ごとにカメラが考えてバランスの良い状態に持って行ってくれるものです。同じ状態でシーンをポートレート・風景・夜景・接写などいろいろ変えてみますとシャッタースピードと絞りの数値が変化します。同じ状態です光の量は同じですからシャッタースピードと絞りのバランスがわかると思います。

話がだいぶ横道にそれてしまいました。
今回、ご注文いただきましたお客様の写真修正ですが、ピントは少しあまいのですが写真1枚あたりのデーターも6MBほどと大きかったので、シャープにし人物中心に顔のシャドー修正・色調趨勢・明るさ修正などの加工をしまして綺麗になりました。
お客様にも大変ご満足いただけました。

ただ、デジタル的にシャープにする・手振れ補正するのは限界があります。全てが綺麗に補正できるものでもありません
加工・修正する元のデーターもある程度大きなデーターが必要です。画素数のあまりに少ない携帯のカメラで撮影している場合・デジタルカメラで撮影していても保存するときの圧縮が大きいと元のデーターで消えてしまっているドットなどが多くなりシャープにするとその部分が目立ってきてしまうのであまりシャープに出来ない場合もあります。
今回のお客様もJPG圧縮がされていましたので、シャープにすればするほど圧縮で消えてしまっているドットが目立ってきてしまいますのでバランスを考えてのお仕上げをさせていただきました。
もう一件、別のお客様からのご依頼はお二人撮影されている写真のうちお1人だけを大きくしてほしいとのご依頼でいた。
元の撮影で人物は比較的大きく撮影されているのですが手振れの状態が思い出ラボの機械で補正できる限界を超えてしまっていました。
それでもお作りするのが、はがき大くらいのお写真でしたら思い出ラボのぶれ修整でも大丈夫なのですが、ご希望がA4よりも大きなサイズでした、元のデーターも2MBのデーターでしたので、シャープにしますと圧縮で消えてしまっているドットなどが非常に目立ってきてしまい、とてもご納品できる写真には加工できませんでした。
ピント・手振れの修正はお仕上げしました写真をご覧になる方の感覚もありますので、かなり難しい作業です。
今回ご依頼いただきました最初のお客様は、修正ご希望のお写真も50枚と多かったので、2枚ほどお見本をお作りしてご確認いただいてから本作業に入りました。

写真修正は今回のように「ピントをシャープに」{手ブレを補正する}ほかにも古くなって色あせしてしまっている写真を綺麗に復元する・不用物削除・日付削除・色調修正などいろいろ対応させて頂いております。
写真修正ご希望のお客様、ご連絡ください。
ご相談させて頂きながら作業を進めさせて頂きます。
ご希望のように加工できない場合もございますが、なるべくご希望にそえるよう頑張ります。

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