iPhone スマートフォンで逆光の写真を綺麗に撮る


■ビデオダビングやコピー、写真データ化の思い出ラボ 雨宮

iPhone にはHDRと言う機能が付いています、これを使うと普通に撮るだけでも自動的に逆光を感知して3枚の露出の違う写真を同時に撮影、合成してくれます。
川1 川2
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1の写真はノーマルに撮影していますので桜の明るさに露出があっていますから太陽は明るすぎて白くなってしまっています。2の写真はiPhone が自動的に合成をして太陽もオレンジに輝き桜もノーマルよりも明るく出ています。
1の写真でiPhone をもう少し上向きにしますと太陽は②の写真のように見えてきますが桜は暗くなってしまいます。

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この写真もiPhone で撮影した写真ですが3の写真はスポット測光で五重塔に露出を合わせて撮影し+HDR機能も働いた写真です。iPhone でピント・露出を合わせたい所の画面をタッチしますとタッチした場所にピント・露出が合います。この写真の場合は五重塔も桜も富士山も撮影場所から距離がありますのでピントは前回説明の被写界深度の中に入りますので気にする必要はないです。露出が五重塔・桜に合っていますので綺麗に写っています、富士山は本来もっと白っぽくなりますがHDR機能が働いて姿が見えます。

4の写真はパターン露出で撮影されている写真で全体に平均した露出になっています、富士山も五重塔も写っていますが五重塔・桜は少し暗くなっています。
富士山が良く見えた方が好きか、桜が綺麗な方が良いか、好みもありますので、どちらが良いとは言えませんが、ご自分の撮影したいイメージはあると思います。
お気に入りの風景をバックに記念写真を撮影しているのに人物の顔が暗くなってしまった・・バックの風景が白っぽくなってしまいほとんど写っていない・・よくありませんか??そんな時、簡単に出来る撮影テクニックを知っていれば自分の思うイメージのような写真が撮れます。
もちろん本格的な一眼レフですといろいろのテクニックがあるともいますが、今回はiPhone スマートフォン など手軽にチャレンジできる内蔵カメラでご自分のイメージのように撮影できるかチャレンジしてみたいと思います。

一番簡単な方法です。
ほんの少し向きを変えてみるのです。
iPhone スマートフォンで人物を撮影するとき普通は正面から真っ直ぐに撮影すると思いますが、この状態ですと逆光になったりして顔が暗くなってしまう場合など、場所が動ければ被写体とiPhone スマートフォンの位置を反対にすれば顔に光が当たり綺麗に撮影できます。場所が動けない場合はiPhone スマートフォンを手の伸びる範囲で動かしてみるのです。けっこうiPhone スマートフォンを高い位置にして撮影すると顔が綺麗に出てくることがあります。これは普通に被写体とiPhone スマートフォンが同じ高さですとバックに明るい空や風景がたくさん入りiPhone スマートフォンはその明るい光に露出を合わせてしまうので顔が暗くなってしまいます。上から少し見下ろす位置にiPhone スマートフォンを持ってきますとバックは反対に下のほうを写すのでバックが暗くなり顔が浮いてきて明るく綺麗に撮影できたりします。もちろん風景も入れたいときもあるでしょうから、被写体とバックの風景・iPhone スマートフォンの位置を画面確認しながら少しづつ動かしていくと、ちょうど良いところが見つかると思います。
そこがシャッターチャンスです。かなり微妙です、少しずれるだけで露出はけっこう変わってしまいます。上下だけでなく左右・向き・前後も少しづつ変えるとそれだけで明るさが変わってきます。
画面を確認しながら調整できます。いろいろ試してみてください。

犬1 犬2
        標準              向を変え少し上から撮影

普通は正面から撮影されることが多いと思います、バックに空が入るのでぬいぐるみの顔は暗くなってしまいます。構図が少し変わってしまいますが斜め上から撮影するとバックの空がなくなりますので顔が見えるようになります。
調整は何もしていません向きを変えるだけで顔の明るさが変わってきます。
さらにバックの風景を少なくすると顔が良く見えるようになります、バランスを考えて構図を決めると良いと思います。

次は、露出調整が付いている場合は調整してみましょう・・
今度は自分で意図的に露出を補正してみましょう。
お使いの機種によって調整の方法が違いますが考え方は同じです。
まず私の使っているiPhone6 での調整の方法から説明してみます。
先ほどスポット測光で説明しました方法でiPhoneを被写体に向けメインに写したい被写体をタッチします。黄色い枠が出てきます。
その横の太陽マークのラインを指で上下にスライドします、画面の明るさが変わります。

iPhone6 ドコモ タブレット
       iPhone6               ドコモ タブレット
人物の顔が逆光で暗いときは明るい方にスライドしますと顔が明るくなります。
先ほどの富士山が白っぽくなってしまう場合は暗い方にスライドしますと富士山は綺麗に見えるようになりますが桜や五重塔は暗くなります。

富士3 富士4

明るさを画面で確認しながら手動で変えられます、ご自分のイメージに合った明るさにして撮影してください。
私の使っているタブレットのカメラは+-記号をタップしますとスライドバーが出てきます、後はiPhoneと同じです。露出調整が付いているスマートフォンはだいたい同じだと思います。ほとんどの機種でスライドバーを動かしますと画面が明るくなったり暗くなったりしますのでご自分のイメージの明るさに調整して撮影してみてください。
今まで顔が暗くなったり風景画面が暗くなったり白っぽくとんでしまった写真がご自分のイメージに近い状態で撮影できるようになると思います。

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       露出補正+1.7              露出補正+0.9
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     +0.9の補正とHDR合成

私のiPhone6 はHDR自動で元の画面も残すようにしているので右側の2枚は自動的に同時撮影されました。上は私が露出補正しただけの写真で下の写真は露出補正+0.9のカットとiPhone6 が全体が綺麗に出るよう自動的に露出を変え撮影したカットをHDR機能が合成しています。
上の2枚は露出補正の度合いを変えています、+1.7の方がより明るくなっています。下のカットはHDRが全体が綺麗になるよう調整していますのでバックの風景も少し出ていますが、顔は補正だけより少し暗くなってしまいました。
HDR機能での写真と自分がイメージしている明るさが違うこともよくあります。
露出補正は画面を見ながら調整できます。お好みの明るさに調整してオリジナル写真を撮影してみてください。

近くで人物・花・小さなものを撮影するときはフラッシュを使うのも良いと思います。
顔が陰になってしまい綺麗に撮影できない、花が逆光で良い色に撮影できないときなどはフラッシュを使います。通常はiPhone スマートフォンではフラッシュはOFFになっているか自動(暗いときだけ発光する)になっています。夜や暗いところでの撮影の場合フラッシュ自動になっていれば自動に光ります。今回の場合は影にはなっていてもそれほど暗くないのでフラッシュは光りません。iPhoneの場合は画面左上の雷マークがフラッシュのマニュアル切替ですのでオン(強制発光)にします。スマートフォンもだいたい同じような記号がありオン・強制発光などにしますと明るくてもフラッシュは光ります。ただiPhone スマートフォンに内蔵しているフラッシュは非常に小さいので1m位しか届かないと思いますので近くで撮影するときのみ有効です。逆に近すぎて白く飛んでしまうようなときは、iPhone スマートフォンを被写体から1m位離してレンズをズームアップし希望の大きさに被写体をします。そうすれば近すぎて白く飛んでしまうことは防げると思います。
フラッシュを使っての撮影は写す前の画面を見るだけでは判断できないときが多いので、繰り返し撮影が出来る場合は近くで撮影してみたり、少し離してズームアップして撮影してみたり条件を変えて撮影して一番イメージに合った写真を探してください。

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これはiPhone6 のフラッシュをON(強制発光)にしてみました、明るいところですので普通はフラッシュ発光しませんのでONに切替える必要があります。
もう少し近くで撮影しますと顔がもっと明るくなります、この辺も構図と明るさのバランスを考えて撮影して頂ければと思います。

露出補正とフラッシュ撮影は一緒に使うことも可能です、フラッシュを発光して顔は綺麗に撮れても、バックの風景が白っぽくなってしまう時は露出補正でバックを少し暗くして撮影してみるなどいろいろ試してみるのも面白いと思います。

動きの早いもの・一瞬を狙いたいものの撮影の場合です。
今のカメラはiPhone スマートフォンはもちろん普通のコンパクトデジタルカメラ・一眼レフカメラもピンとは自動(オートフォーカス AF)がほとんどです。オートフォーカスはカメラが自動的に被写体の距離を測定してレンズを動かしてピントを合わせます。当然ある程度の時間(0.数秒)が必要です。
シャーターボタンを押してから実際にシャッターが切れるのには時間差が出てしまいます。木にとまっている鳥が、こちらを向いた瞬間を撮影しようとシャッターを切ったのにすでに鳥は飛び立ってしまい写っているのは木の枝だけ・・などということはありませんか?
デジタルカメラでの方法は次回説明しますので今回はiPhone スマートフォンでの撮影方法をご説明しようとおもいます。
これは先ほどの光のときにご説明したスポット測光と同じになります。鳥がこちらを向いた瞬間を撮影する時などの場合、まず構図・ズームなどを決めて鳥をタップします。iPhoneの場合は黄色い四角枠が出ます、他のスマートフォンでもだいたい四角枠が出ると思います。これでピント調整は終わりで固定ピントになります。後は鳥がこちらを向いた瞬間にシャッターを押せばタイムラグがかなり抑えられた瞬間が撮影できると思います。
ピント調整は何回でも出来ますので、被写体が動くようでしたらシャッターを押すまで何回も調整をして一番良いカットを探すのも楽しいと思います。
人物を撮影する場合も同じです、良い顔は一瞬のときも多いです、ピントを合わせておいて決定的瞬間を撮影するのも良いのではないでしょうか・・
今回はiPhone スマートフォンでの簡単撮影方法でした、次回コンパクトデジタルカメラでの同じような場面の簡単撮影方法を書きたいと思います。

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